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ブログ

たかが「置き去り」

北海道で林道に「置き去り」にされた男の子が、精神的虐待を受けた可能性があるとして、警察が児童相談所に通告したという。これ以上、父親を苛めるのはやめてほしい。

そもそもこの「事件」は、父親が息子の捜索を依頼したときに、正直に「しつけのために」と言ってしまったことが発端だと思っている。

メディアは挙って「しつけと称して置き去り」という言葉を使った。「しつけと称して」という言葉は、これまで「本物の」虐待事件を報じる際に、枕詞のように使われてきた。

この枕詞で報じられてしまったために、この父親の印象は頗る悪くなってしまった。

他人やよその車に石を投げている子どもがいて、注意しても聞かないとき、それを無責任に放置している親と、何とかしようとする親と、果たしてどちらがまともか。

それに、車から降ろして反省を促すというのは、殴ったりするよりもよほどソフトな気がする。

わたしも昨日、勝手に自転車でコケた娘に道端で拗ねられ、先に帰った。そこは熊が出るかもしれない林道ではなかったが、やったことは同じ。

この男の子はいわゆる「悪ガキ」なのだ。

置き去りにされれば、普通は車を追いかけたり、そっちの方向へ歩いたりするだろうが(父親もそのつもりだったに違いない)、この子はそんなタマではなく、6日間も大人しく「隠れていた」のだ。

親を恋しく思うどころか、困らせようとしていたのではないかと勘繰ってしまう(それにしても、子どもに簡単に「突破」されてしまう自衛隊施設って……)。

診察の結果、この子は心理的ダメージは受けていないとのことだが、子どもより親を心配してほしい。わたしには、子どもによる親への虐待に見える。

メディアは、子どもをきちんとしつけようとした極々まともな父親を叩きすぎ。警察も児相に通告するなんてやりすぎ。

今後、この父親が息子を叱ることができず、この子がとんでもない人間に育ってしまい、大犯罪を犯したとしたら、誰が責任とるのかしら。

追記)6月6日の夕刊によれば、男の子はわざと車と反対方向へ歩いたわけではなく、泣きじゃくって方向感覚を失ったとのこと。また「隠れていた」わけでもないらしい。こういう解釈をする人間もいるということで、ご理解ください。

 

2016-05-12 | ブログ, 大家族モノ

『大家族 石田さんチ』

子どもが成長し、一時は終わりかと思われた『大家族 石田さんチ』が完全復活を遂げた(5月9日放映)。

最近は『痛快!ビッグダディ』『貧乏に負けるな!2男12女ワケアリ大家族(渡津家)』などの〝毒系(これは必ずしも悪い意味ではない)大家族〟の陰で目立たない印象だったが、やはり「家族愛」を謳う〝正統派〟は強い。

離婚や再婚、娘の非婚出産などの「事件」が起こるのが当たり前で、何も起こらないと物足りなさを感じてしまう「ビッグダディ」や「渡津家」と違って、何も起こらなくても満足できるのが「石田さんチ」。むしろ何も起こってほしくないと願ってしまう。

今回はお父さんが脳梗塞で倒れるという「事件」があったが、幸い軽症だった。

末っ子隼司が成人したことで石田家の子育てが終わる、というのが今回の大テーマ。したがって冒頭から隼司ネタが多かった。

まず、成人式の様子。友人たちと揃いの金色の袴姿で、二台のリムジンに分乗して成人式会場へ向かう様は、水海道(茨城県)にヤンキーが健在であることを世に知らしめた。隼司以外の仲間は、みな居眠りしていたとはいえ、式典にきちんと出席しているところがかわいらしい。

隼司は石田家の7人の息子たちの中で間違いなく一番の「悪ガキ」だったが、美容師の国家試験に合格し、就職も果たした。ぎりぎりの成績で合格し、やっと就職できたのかと思いきや、ちらっと映った就職先の会社は、大手の美容グループなのである。配属先の店舗も紹介されていたので、これが四男智広だったら、指名予約して出かけたかもしれない。

そう、私は石田家の息子たちの中で智広が一番好きで、もっと出番を増やしてほしいと思っている。ぜひ智広を主役にすえて番組を作ってほしい。いい人だけど全然面白くない(そこが面白いといえば面白い)長男のダラダラ話より、お父さんの血を最も色濃く受け継いだ智広のキレのあるコメントが聞きたい。

残念なのは、お父さんとお母さんの諍いに関し、息子たちがお父さんの肩を持とうとすること。

長男いわく、「ウチ(自分)は社会に出てるからさ、親父びいきに話を聞くんだ。親父のほうがまともなこと言ってると思うよ」「オカンはずーっと子どもを育ててきてさ、世の中みたいな、常識みたいなのから逸脱したようなところで(中略)育ててきたわけだ」

子育て中の母親が「社会」から逸脱しているという見方は間違っている。「保活」一つ採っても、子育ては社会との格闘なのだ。拙著『オバサンはなぜ嫌われるか』に書いたが、ママ友つき合いや夫の転勤などによって、主婦の社会性は否応なく培われる。

隣に子育て中の妻がいるのに、そんなことを言ってのけてしまう長男こそ、大丈夫か社会性。

そして、そんなことを言われても無反応の妻、洋子さん。お似合いの二人が、一人娘の入学式に参列したところでエンディングへと向かう。

それにしても、長年連れ添った夫からは顔を合わせるたびに罵られ、息子たちからは軽んじられるお母さんは、これでいいのだろうか。お母さんの本音やいかに。

(敬称略)

 

乳児を抱いた女性の自殺

17日午後3時10分頃、JR天王寺駅にある環状線のホームで、乳児を抱きかかえた30代くらいの母親と見られる女性が線路内に飛び込み、停車しようとしていた関西空港発天王寺行きの快速電車と接触。

女性は全身を強く打つなどして意識不明の状態で、病院に搬送されたが死亡。生後3ヶ月くらいと見られる乳児は、体をすりむくなどして軽傷。警察は事故の経緯について詳しく調べている。

(毎日放送)

亡くなった女性を妊娠させた男は、どこで何をしているのだろう。

女性には、身内や友人など頼れる相手はいなかったのだろうか。

この出来事を〝産後うつ〟などの言葉で安直に片付けて欲しくない。

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