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2011-12-28 | ブログ, 大家族モノ

年末年始は「大家族モノ」(?)

理由はさておき、私はいわゆる「大家族モノ」を必ず観る。

少子化を背景に、「大家族モノ」は確実に増えている。

単に、子どもが多い家庭が珍しくなったからということだけでなく、「少子化対策」の感さえある。

(「きょうだいが多いっていいなあ」と感じさせることに成功すれば、の話だが)

「大家族モノ」の制作には、政府から助成金が出ているのではないか?と勘ぐりたくなるほど、番組数、放送回数が増えている。

「大家族モノ」の筆頭はやはり、『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日)だろう。

小豆島に住んでいる(以前は奄美大島、その前は岩手県。家族の都合で別居もあり)林下清志さん(ビッグダディ)と、妻の美奈子さん、子ども13人の家族である。

13人のうち5人は、美奈子さんの連れ子。前妻のもとには4人の子どもがいるが、そのうち3人はビッグダディの子どもではない)

ドラマ11人もいる!』(テレビ朝日)の劇中番組、『ダイナミック パパ』のモデルともなった(違うという説あり)。

今年(2011年)のお正月には、「9時間スペシャル」があったが、来年は?と思っていたら、まず1月2日に「正月スペシャル」、さらに1月4日には、5時間にわたる「第13弾」が予定されている

おそらく2日はこれまでの総集編、4日が新たに収録した分ではないか。

心配なのは、ビッグダディが今年再婚した新しい妻、美奈子さんがしっかり者なので、彼女が登場するようになってから、ビッグダディがつまらない人に見えてしまう点である。

それとも、これまでは前妻があまりにも「ダメな人」だったので、相対的にビッグダディが立派な人に見えていただけなのだろうか?

私にとって「好ましい大家族モノ」か否かの基準は、子どもたちにきちんと食べさせているかどうか、である。

ビッグダディは、贅沢ではないが、子どもたちに愛と工夫が溢れる食事を与えている。

子どもたちも「おいしい!」と感謝しながら食べる。

食卓に、色とりどりのバランスがとれた惣菜が並ぶ「大家族モノ」は、観ていて気持ちがいい。

ビッグダディ一家は、質素な生活をしているが、売りは「貧乏」ではなく、「食卓」である。

他方、「貧乏」を売りにしているのが、『貧乏に負けるな!2男1216人 ワケアリ大家族』(テレビ東京)の島根県在住、渡津家である

渡津家については、またいずれ。

さて今晩は、『7男2女11人の大家族 石田さんチが大騒ぎ!~2011家族の絆~』(日本テレビ)の放送がある。

1997年に始まり、今回で28回目となる。

石田家の末っ子はすでに高校生。子どもが成長しても「大家族モノ」は成立するのか?という実験のようでもある。

石田家の売りは、お父さんとお母さんのキャラクターである。

お父さんは、外資系化粧品会社の部長で、ネクタイを締めて会社へ出勤。

お母さんは専業主婦。

子どもたち(もうほとんど大人)は、ビッグダディの林下家ほど「素朴」ではないし、渡津家ほど「ヤンキー」でもない

子どもの数を除けば、きわめて「普通」の家庭であり、最も共感しやすい「大家族モノ」である。

ただ、普通なだけに、つまらない可能性も高い。

ほかの「大家族モノ」にも触れたかったが、「石田さんチ」が始まってしまうので、またいずれ。

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