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2013-06-03

不健康で役に立たない「老人」ではいけませんか?

先月、史上最高齢でエベレストに登頂した三浦雄一郎氏の快挙が報じられた。

エベレストに登頂するだけでもすごいのに、それを80歳という高齢でやり遂げたのだから、間違いなく快挙なのだが、それについての「健康な高齢者(だけ)」「挑戦し続ける高齢者」をよしとするメディアのメッセージ(識者のコメントなど)や、「私も頑張ろう」といった素直な(?)感想には辟易した。

不健康で役に立たない「老人」ではいけませんか?

三浦氏は、体力のみならず、経済力もあり、おそらく普段から専属の医師がいて、登山にあたっては専門の医療チームも結成される。

一般人が三浦氏の快挙に触発されたところで、「年寄りの冷水」的な結果に陥らないとも限らない。

私がかりに80歳まで生きたとして、高尾山にも登れないだろう(現時点でも無理かも)。

「寝たきり」の「厄介者」になっているかもしれないが、誰にも文句を言われたくない。

年をとるというのは、そういうことだと思うから。

今後、高齢化が進むなかで、政府が「理想の高齢者像」を押し付けてくることは必至。

(「手帳」で女性の生き方を押し付けようとしたし)

三浦氏報道に、それを垣間見た。

 


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