2012-11-13
横田滋さん、80歳の誕生日
明日11月14日は、北朝鮮拉致被害者、横田めぐみさんの父、滋さんの80歳の誕生日である。
35年前、滋さん45歳の誕生日に、中学1年生だっためぐみさんがプレゼントしたのは、携帯用の櫛(くし)。
翌日、めぐみさんが失踪。
その理由がわからないまま過ごした20年。
北朝鮮の関与が疑われ、判明し、再会を期待してから、15年。
35年間、滋さんに撫でさすられてきた櫛のケースは、変色している。
これまで横田ご夫妻は、拉致問題についての講演依頼を出来る限り引き受け、全国行脚してきた。
79歳と76歳になる今もスケジュールは分刻みで、体は悲鳴を上げている。
とくに滋さんの体力は限界まできていると思われるが、講演を引き受けることがめぐみさんの救出につながると信じ、医療スタッフをともない、スケジュールをこなしている。
たいへん失礼な言い方になるが、もうあまり時間がない。
政府に、本気で拉致問題を解決しようと考えている人間が、一人でもいるのだろうか?
わたしたちは傍観することしかできないのだろうか?
今日もどこかで、ご夫妻はめぐみさんの救出を願って講演活動を行っている。
(関連記事「横田めぐみさん、48歳の誕生日」)
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