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2014-03-29

『大家族石田さんチ』

27日(木)に、『7男2女11人の大家族・石田さんチが大騒ぎ! 両親への感謝SP』(日本テレビ)をやっていた。

お父さんの退職や、お父さんお母さん揃っての還暦祝いなどがあったため、過去を振り返るような作りになっていて、感動した。

ただ、長男は酔っ払うとクドくなる。しかも話があまり面白くないのだが、いい人なので全然かまわない。

数ある「大家族モノ」の中で、『石田さんチ』は間違いなく、「好感度ナンバーワン大家族」だと思うのだが、その理由はどの辺にあるのだろうか。

そこで今日のテーマは、「なぜ石田さんチは好感度が高いのか?」

いわゆる「大家族モノ」の「大家族」とは、単に人数が多い家族(三世代、四世代同居など)のことではなく、「子だくさん家族」のことである。

「貧乏者の子だくさん」という言葉があるが、実際にテレビの「大家族モノ」には、「子どもが多くて十分なことをしてあげられない」と嘆く親や、「きょうだいが多いから進学を諦める」と語る子どもが登場する。

子育てにお金がかかることは百も承知で、次々と子どもを増やし、挙句に「お金がないから~してあげられない」と嘆く親に、以前は「コンドームを買うお金もないのだろうか?」と感じたものだが、今ではその「無計画性」がうらやましい。

そんな大家族が目立つ中、「食べるもの食べさせて、将来自立するために、子どもが受けたい教育を受けさせてあげよう」という方針のもと、父親が必死に働き、母親がしっかりと家計をやり繰りし、子だくさんによる出費の連続を無事に乗り越えてきたのが石田家である。

1997年からすでに30回ほど放送され、最高視聴率20パーセントを記録した『石田さんチ』のお母さんは、子育てに必要なのは、「気力・体力・経済力」であり、「特に絶対なのは経済力です」と説く。

石田さんチを知らない人には、「7男2女」を育てた経済力をひけらかしているように聞こえるかもしれないが、それは誤解である。石田さんチは、ごく普通のサラリーマン家庭で、お父さんは仕事上のさまざまなストレスと戦いながら給料を入れ、専業主婦のお母さんは限られた収入を必死にやり繰りしてきた。

成長し、独立した石田さんチの次男はこう語る。

「ここに来て気づいたことは、オヤジのすごさだね。ほんと尊敬するわ。(中略)税金も払って、何一つ滞納もなく、教育もちゃんと高校や大学に行かせているんだよ。おれも『貧乏で何もできない』とか言われて、(勉強も)何もやんないで、すぐに働きに出されていたら、ここにはいられなかった……」。

「うちは貧乏だからね~」と、ことあるごとに子どもたちの夢に水を差す「某大家族」の親に聞かせたい。さらに言えば、子どもたち全員が留学を経験する「某セレブ大家族」の子どもたちからは、この言葉は出てこないだろう。個人的には、ビッグダディ一家のように「貧乏」を悲観せず、自力で道を切り拓いていく子どもたちも好ましい。

家計に対する両親の堅実な姿勢、長じてそれを「すごい」と語る素直な子どもたち。石田さんチが「好感度ナンバーワン大家族」である理由は、両親の明るいキャラクターと、この辺の「まとも」さにあるのではないだろうか。

 


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